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Cafeの空耳 月はロマンか現実か 2020

    

           Cafeの空耳 2020

           月はロマンか現実か

 

今宵満月の月を見上げなに思う・・・
40億年前、月は地球の直ぐ隣りにあったという。
隣りという表現は間違っているかもしれないが、たった20km程に位置していたというのだ。
それは月の誕生は45億5千年前、地球にぶつかった他の惑星により散らばった破片が集まり出来
たのだと、その誕生は未だ定かではないが、徐々に地球から離れて行っている事は確かなのだ。
現に今でも年に3.8cmづつ離れているという。
そのうち今の月の輝きも、他の星のように小さくなってしまうのだ。
まあその頃には地球上に人類は存在していないかも知れないがね。
という事で、もしもまだ直ぐそこに月があったら・・・
クレーターの影をウサギが餅を搗いてる姿だなんてたとえられるわけもなく、闇夜に怪しげに光輝いでいるほうが、ロマンがあり夢が広がるっていうもんだ。
出来ればアポロ計画での月面着陸も無かった事にして欲しいくらいだ。
いずれ火星にも人類が立ち、火星人もいない事が立証されそうだが。
まあとにかく生物の誕生から進化そして女性の生理まで、月は我々に多大なる恩恵と影響を与えてくれていることは事実なのだ。
月経のメンスとは、ラテン語の月<Mensis>に由来しているそうだ。
月に二度、月と太陽と地球が一直線上に並ぶ時を、新月と満月といい、月と太陽の引力により地球では通常より高い潮を起こす。
満月とは太陽・地球・月と並び、地球が両方から引っ張られる時であり、
太陽・月・地球と並んだ時は、より強く引っ張られるため、この時が新月なのだ。
そしてこの時、地球では犯罪率がとても高いそうだ。
狼男の出現も然りである。
あ!これはフィクションだっけ!
女性は満月に向かうと生理痛がひどくなり、新月に向かうとネガティブな方向に働くそうだ。
それほど女性は月に影響されているのだ。
そして干潮の差は、生命の誕生と進化に多大な影響を及ぼしているのだ。
海から陸に上がった生物は、自らの意図で上がったのではなく、大きな干満により陸地に取り残された事で、陸への適用を強いられ進化したのではとされている。
地球の地軸の傾きも、月のお陰で保っている。
地軸が安定していなければ、地球の気象はどうなってしまうのか、人類が適応できないほどに荒れ狂うだろう。
このように我々は、月には感謝して余りあるのである。
余談だが、珊瑚の産卵は満月の夜だ。
しかし、未だその謎は解明されていない。
ほら!ここにロマンがある。
外は満月の夜。
珊瑚礁の海中では、今まさにポコポコとピンク色の小さな珊瑚の卵が吹き出てくる、とても愛くるしいさまだ。
そして海は、珊瑚の卵でピンク色に染まる。
生命誕生の神秘。
ほらね、神秘にしとこうよ!


              by  Hide
 

| Walkin' | 10:53 | comments(0) | - |
Cafeの空耳2020 心が震えた

  
          



      Cafeの空耳 2020              
       心が震えた

日本中が新型コロナウイルスの影響と長い梅雨空に心も支配されてしまった。
今日も朝から雨雲に覆われ、小雨が降ったり止んだりの小康状態だった。

そんなん中、僕は買い出しの為原付バイクを走らせていた。

西麻布から天現寺を回り、細く急な坂を左折し上ると、野球場とテニスコートが隣接する麻布公園の前に出るいつものルートだ。
そして信号待ちの時だった。

突然雨脚が強くなり、テニスコートのプレイヤー達が逃げ出すのが見えた。
それでも雨で曇るコートの中一面だけラケット音が響いていた。
そこにはコートを走り回る一人の少女の姿があった。
中学生ぐらいと思われるその少女は、コーチから容赦なく左右に放たれるボールに必死に食らいついていた。
「ツタタタザー!ツタタタザー!」
左右に踏ん張る少女のテニス・シューズがコートの砂を削り、少女は唇をかみ締め顔をゆがめながらもボールに食らいついていた。
降りそそぐ雨は額に吹き出る汗と両足の筋肉に纏わりつく熱を流し、肩が揺れる激しい息ずかいは雨音が打ち消していた。
僕はひたむきな少女の躍動感に目を奪われた。
闘争心に心が震えた。
美しさに心が震えた。
力強く踏みこめられた足跡は傷つけ傷ついた証。
踏ん張り削られた足跡は立ち直った証。
そして、無数の足跡は自信の証。
臆することなく立ち向かえ。
踏み出すことが生きている証なのだから。
僕はそんな少女の姿に、忘れかけていた心が震えた。
                   by Hide

| Walkin' | 14:37 | comments(0) | - |
Cafeの空耳 恋は不安の始まり2020

    

 
        Cafe の空耳 2020

         恋は不安のはじまり


恋が始まり三ヶ月、彼は雑誌の編集者私は美容師。

お互い仕事が忙しく休みがかみ合わなかったのだが・・・
<明日、何処行きたい?>
きのうの彼からのラインに。
<海が見たい!>
そして、湘南までのドライブ。

第三京浜に入り開放された車のルーフから爽やかな風が舞い、また伸ばし始めた髪が乱舞しはじめた。
私はサングラスで髪を留めた。
「閉める?
彼のやさしい言葉。
「ううん、大丈夫!キモチイイ〜!」
私は、両手を五月晴れに突き上げた。
そして逗子インターを出る頃「やっぱり湘南はサザンだよね!」と、彼がいい。
車の中に(アイ・アム・ユアー・シンガー)が流れはじめた。
彼とのつながりはサザンの話題が始まりだった。

サザンの活動休止ライブ。
雨の中、びしょびしょになりながら涙したのを思い出した。
「うんうん・・・」今日は涙をこらえた。
逗子インターから海岸線を南下、秋谷の先を海沿いに佐島マリーナの入り口へ。
彼に教えた秘密の小さな海岸。
私は砂浜を走った。
彼は、クーラー・ボックスとビーチ・マットを持ち、サクサクとゆっくり砂を踏んでいる。
広げたビーチ・マットに、チェックのランチョン・マットを二つ。
彼の好きな、生ハムとチーズ、サーモンとアボカドのクロワッサン・サンド。
おまけに手づくりチョコブラウニー。
頑張った!。
「うまい!」と、口いっぱいにほうばる彼。
「ゆっくり食べれば!」と、いつものお小言。
「一杯飲みたい!」と、彼がいい。
「だよね〜!」私も連呼した。
「君は飲んでもいいのに」やさしい彼の言葉。
「ううん、いいの」と、ちょっと良い子。
(でもごめん。本当はね〜缶ビールをクーラー・ボックスに入れるか悩んだの)
浪打際の岩棚をピョンピョン散歩し、バックを枕に少しうたた寝・・・
しばらくして薄めを開けて彼を見た。
彼は、遠く海を見ていた。
私は、そんな彼の後ろ姿に(あ〜私はこの人が本当に好きなんだ)と、思えた。
でも、ちょっぴり不安・・・
恋は不安の始まりだから。


                                 by Hide

| Walkin' | 10:20 | comments(0) | - |
Cafeの空耳 いつものこと 2020

             
                        Cafe の空耳・・・2020
                            いつもの事

先に部屋を出た君を見送るため、マンションの外階段へ出た。
外階段は隣りの家の新緑に覆われ、まるで小さな森のようだ。
軽やかに駆け下りる君の肩にはゆらゆらと木漏れ日が射し、君の鼻先には踊るように若葉がかすめていた。
僕は思わず「愛しているよ」と心の中でつぶやいた。
階段を下りきった君は僕を見上げ、両手を腰にあてながら勝ち誇ったように足を開き、顎を少ししゃくりあげると涼しげに笑った。

 

「なんで?・・・なんでいってくれないの!」

「・・・」

「いわなきゃわからないって、いつもいってるよね〜!」
そういいながら、空っぽのワイングラスを悲しみで満たした夜が嘘のように・・・・


夕暮れのテラス席
うすら笑いの雲におおわれ涙がひとつ
今宵ピエロの始まりだ。
ワイングラスは小さな円形劇場
グラスの中は恋のサーカス
そして始まりはいつも突然
恋だ恋だとタイニィ・バブル
はじけて飛ぶのも虹を呼ぶ
風にのるのも花になる
雲のきれめに光が見えた
ほほ笑み月が顔をだす
あかりの魔法に魅せられて
かくれた星に嘘をつく
それでも今宵はほほ笑み月
魔法にかかったふりをする
だって私はピエロだから  
                    by Hide

 

| Walkin' | 11:41 | comments(0) | - |
Cafeの空耳 風に嫉妬する2020

 
                    Cafeの空耳・・・ 2020

         風に嫉妬する

 

大きな楠木に新緑が覆い茂りに、爽やかな風がほほをかすめる。

それは新たな息吹えと変わり心に宿る。        
「心が変われば行動が変わる。

行動が変われば習慣が変わる。

習慣が変われば人格が変わる。

人格が変われば運命が変わる。」〈ウイリアム・ジェームズ〉

物事をあるがままの姿でに受け入れる。

起こったことを受け入れることが不幸な結果を克服する第一歩なのだ。


        

風に嫉妬する
だって、君にまとわりつくから・・・
太陽に激怒する
だって、君を痛めつけるから・・・
雨に忠告する
だって、君の涙を隠すのが下手だから・・・
月に嘘をつく
だって、君がウサギがいると信じているから・・・
星に耳をかたむける
だって、君の願いをかなえてあげたいから・・・
森に魔法をかける
だって、君におとぎの国を見せたいから
海に感謝する
だって、君に会えたから
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| Walkin' | 15:18 | comments(0) | - |
Cafeの空耳 真夏の世の夢 2020

         

 

                       Cafeの空耳 ・・・ 2020

             真夏の夜の夢

ままにならない生活を強いられる中、久しぶりの夜のオープン・カフェ。

外は肌をすり抜けるがごとくの爽やかな五月の風から、肌にまとわりつくような粘りの風に変わり始めていた。
そんな風にのり、懐かしいサウンドが流れてきた。
アニタ・オディの<ティー・フォー・ツー>だ。
僕は映画<真夏の夜のジャズ>を思い出した。
それは1958年の7月。
アメリカ東海岸に位置する、ロードアイランド州のニューポートで開催されたニューポート・ジャズ・フ
ェスティバルのドキュメンタリー映画だが、当然LPを買ったのが先だった。(日本公開は、翌年1959年)
そのフェスティバル年は、よきアメリカ最後の年でもあったのだ。

人々はファッショナブルに着飾り、ルイ・アームストロング、チャック・ベリー、アニタ・オディ、ダイナ・
ワシントンなどの歌声や、セロニアス・モンク、ジェリー・マリガンのモダン・ジャズ、そしてゴスペル界
の女王、マヘリア・ジャクソンの圧倒的な存在感に、避暑地ニューポートの夜空はまるで大輪の花火のように輝き、タバコの煙と酒の香りが漂うステージからは、人々の体を熱く焦がすほどの激しいジャズの旋律が放たれ、それは次第に深い感銘へと変わっていた。
ブルースの悲しい失意。
ゴスペルの明日への光。
モダンジャズの混沌とした世界。
スタンダード・ジャズの愛。
それはまさに凝縮された感性の自己表現だった。
「何見てるの?」
夜空を見上げていた僕に、隣りの席から声がした。
「思い出していた・・」
「何を?」
「映画」
「映画?・・・映画って?」
そういいながら、彼女は椅子から体を起こし僕の顔を覗きこんできた。
「真夏の夜のジャズって言う、ジャズ・フェスティバルのドキュメンタリー映画」
「ふ〜ん・・・知らない・・あ〜!真夏の夜の夢なら知ってる!」
「あ〜それはシェークスピアの映画化したやつ」
「そう!妖精がいっぱい出てきて・・・だからジャズのは知らない」
彼女はそういいながら、また深々と椅子に座り直しビアグラスを手にした。
ちょっと寂しそうな彼女に(いいんだよ、知らなくても)
と僕は心の中でつぶやき、また夜空を見上げた。

                        by Hide
 



 

 

| Walkin' | 17:10 | comments(0) | - |
Cafeの空耳 ガールズトーク2020


 

        Cafeの空耳 2020

         ガールズ・トーク 


休日の夕方、目黒川沿いのオープン・カフェで女友達を待った。

いつものことながら、テーブル席に一人でいるカフェは落ち着かない。

特に昼間は苦手だ。 

本を読む程の余裕もなく、入り口ばかり見ているのもカッコ悪い。

スマホをいじりたくてもガラ携だ。

 

誰も見ていないのになにをかっこつけているのか・・・

そして、ビールにするかワインにするかで悩む。

結局季節に合わせるかのようにビールを口にした時だった。

押し殺すような女性の声がとなりの席から流れてきた。

 「あんた、またフッタの?」

 

最大限に目を広角に見開くと、眩しいくらいのタンク・トツプが視界に入った。
 

「またって、ひどいじゃない!」
 

腰の横に置いたバーキンが少し不釣合い。
 

「だってあなた、まだ一ヶ月も経ってないじゃない。」
 

「うん・・・」

 

うなづく相手はまだ視界の外だ。 

 

「今度は大丈夫っていってたのに・・それでどこが駄目だったの!」
 

タンクトップの声が、おしころしながらも少し語尾に力が入ったようだ。
 

「それがね〜どこというわけでもなかったのよ」 
 

「えっ!なにそれ・・」
 

「ていうか、中身がカラッポ過ぎて評価外だし・・・男にも冷凍マグロっているのね〜」      
 

「え〜ハ、ハ、ハ、ハッ!」
  
私もタンクトップの高笑いにつられて思わず声を出して笑いそうになった。
                     
                 by  Hide

 
 
                         

| Walkin' | 14:25 | comments(0) | - |
cafeの空耳 2020 星砂

  

 

                Cafe の空耳 2020
                        星砂
シャキーンと抜けた青い空。

肌を刺す光。

三線の音に包まれた石垣の集落。
私は潮風に少し逆らいながらも軽やかにペダルを踏みこんだ。
体中の毛穴は開き、瞬く間に汗が蒸発していく。
大きく深呼吸をしながら暫く走ると、まるで時が止まり幽体離脱でもしたかのように体は浮遊感に包まれた。
しかし、無重力感の体とは裏腹に感性は研ぎ澄まされ、鳥のさえずりや風でざわめく木々の音が、官能を刺激しはじめた。
そして、さざ波の音に導かれるように砂浜に出た。

広がる海の先には珊瑚が砕かれた白い砂が、まるで白鯨のように盛り上がり、眩いばかりに光り輝いていた。
呆然とたたずむ足元は、星砂が散りばめられた砂浜だ。
私は膝をつき、片手で砂を取ると指先で星を探した。
キラ・キラ・キラ星砂だ。

波のカケラが空を舞う
小さなカケラは雲になり、大きなカケラは海になる
波のカケラは風まかせ
そよぐカケラが虹を呼び
大きなうねりに踊ってる
波のカケラがからみつく

ぴょんぴょん足にからみつく
波のカケラの星砂が
アンクレットの星になる
          
  by Hide

| Walkin' | 16:04 | comments(0) | - |
Cafeの空耳 夢なら冷めないで2020


      



               Cafe の空耳 2020
 
             夢なら醒めないで・・・



半開きの目に光が差し込み、思わず眉間にしわを寄せ体をよじった。

5秒たち、今度は手の甲で唇元をふきあげた。

・・まぶたが重い、きっと腫れてるんだ。

頭も重い・・・

ベットの上で悲しさと悔しさとやるせなさの一夜が蘇った。


まさか私が、二股を掛けられていたなんて!

あいつはいつも私のマンションに来ていた。

めったに行かないあいつの部屋。

ちょっと驚かそうと思っただけなのに。

アポ無しで行った私が悪いのか。


「私!!何で開けないの?」

部屋の明かりも点いている、TVの音も聞こえる。

なのに携帯にも出ない。

暫くして、あいつはあきらめたかのようにドアを開けた。

「何だよ急に・・・」

バツの悪そうな顔。

「誰かいるの?」

私は靴を探したが、見かけない靴は無かった。

「・・・」

あいつは無言だった。

「そこどいて!」

私はあいつを押しのけて部屋に入った。

ワンルームの壁際に、パンプスを両手にカンガルーのような格好で女が立っていた。

仏頂面だ。

私より若いがブスだ。

「あんた誰!?」

「あなたこそ誰ですか!?」

生意気に逆切れして来た。

「わ、私はこいつの彼女です!」

「私だって!」

また、反論して来た。

「どういう事!」

私はあいつににじり寄った。

「・・・俺・・二人とも好きなんだよね」

「なに〜!!」

私は、あいつが何いっているのか、すぐ頭で整理ができなかった。

この二年間、私は他の男と食事もした事が無いほど尽くしてきた。

いや!一度だけ(ちょっと可愛い)後輩の男の子とあったっけ。

「う〜、いつからなの!この女と?」

と、その女を指差しながら、やっと言葉が見つかった。

「あなたこそ!」

またまた、カンガルー女がくってかかって来た。

「あんたは黙ってて!!」

ありったけの声が出た。

「い、一年ぐらいかな〜」

あいつはとぼけたように答えた。

私はめまいがして来た。

何で気がつかなかったんだろう。

まさかと、私が二股かけられるなんて考えもしなかったんだ。

「とりあえず、あなた帰ってくれない!」

「何で私が先に?」

「私のほうが一年長いからよ!」

あれ⁉そんなもんかと思いながらも口から出てしまった。

「ごめん!リエちゃん今日は・・」

(リエちゃん!何だこの女々しい呼び方は!)

あいつはカンガルーの肩を抱きながら、玄関まで連れて行った。

「何でわたしが〜?・・」

カンガルーはドア越しにダダをこねていた。

私はテーブルの上のティッシュペーパーの箱を投げつけた。

「やだ〜怖い!」

といいながら、リエちゃんはカンガルーのままブリッコ顔で出て行った。

その箱を拾いながらあいつは戻って来た。

「どういう事なわけ!・・私を騙してたのね」

「騙してたわけじゃないけど・・ごめん」

「ごめんって、どうするつもりなわけ」

「あの子とは別れるから・・」

「嘘!」・・・。



やっぱり嘘だった。

私にだってプライドがある。

私の部屋にあった、あいつの物をゴミ袋に詰めた。

おそろいの歯ブラシやコップ、それから下着やパジャマ。

バリ島旅行の写真を破りながらティッシュで鼻をかんだ。

そして、ワインのボトルが空になる頃、フォト・フレームの最後の写真を抜き取り破りすてた。

涙が手の甲に落ちた。

やっぱり未練はあるんだよ。

泣きつかれてベットの上。

二人の楽しかった日々が蘇る。

夢なら醒めないで・・・
                                 by Hide

 

| Walkin' | 11:06 | comments(0) | - |
Cafe の空耳 2020


                    
   


                       
                                     Cafe の空耳 2020
                        

                  男は忍の一字か

 

「顔のいい男は、想像力の無い女に任せとけばいいわ〜!でもSEXには顔がいい方がいいけどね〜」
なんて強がりと思いきや、総じて嘘でもないから面白い。
「私、好きな人ができた」
女は申し訳なさそうに男友達に話した。
「え!・・そうなんだ・・・」
男は一生懸命平静を装っていた。
「・・ごめんね・・・」
男の気持ちを知っている女は、つい「ごめんね」と言ってしまった。
これはかえって男を傷つける。
女は男が自分の事を好きなのは十分知っていた。
告白もされたことがある。
女は「ごめん好きだけど、男としては見れないから」と、断わった。
女はスレンダーな美人。
男は、お人好しで優しい小太りの男。
「分ってる、いいんだ!」
と、男は照れ隠しのように笑い、すぐに引き下がった。

それから8年、女は何回となく恋愛をし、寂しくなると男に救いを求め甘えた。
男はそれでも十分楽しかった。
そして女も36を過ぎた。
 「何でいつも傍にいるの?」
女は、小太りの男の優しさが身に沁みてきた。
「・・・じゃま?」
「ばか・・・ちょっと暑苦しいけど、そのお腹ほっとするよ」
こうして忍耐を貫いた小太りの男は高嶺の花を射止め、ウェディングベルを鳴らす事となった。
しかし女には条件があった。

≪セックスは強要しないこと≫
それでも小太りの男は、幸せだった。

      FIN

 

そうそう!
こんな女性もいた。
「セックスするには不細工な方がいいわ〜」
「えっ!なんで?」
「だって、そのほうがカッコつけないで自分をさらけ出せるから」
な〜るほど、女性は深い!

                    by Hide



 

| Walkin' | 10:47 | comments(0) | - |

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